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360度動画撮影は、もうプロだけのものではなくなりました。
以前は360度動画撮影可能な専用カメラはとても高価で、専門の技術がなければ撮影できませんでしたが、現在では国内外のあらゆるメーカーが次々と新機種を発表し、価格競争の助けもあって、私たちでも手にすることができる価格帯になってきました。
しかも、様々な機能が搭載されていて、以前はとても複雑だった360度動画の編集作業も大変楽になりました。
今回は、そんな360度動画が撮影できるカメラの選び方、おすすめ機種を私たちが2018年現在、日本国内で購入できるモデルに絞ってご紹介したいと思います。
360度動画撮影ができるカメラの種類
360度動画を撮影できるカメラには「全天球」と「半天球」という種類があります。
1台のカメラで360度撮影が可能な「全天球カメラ」
全天球カメラとは、文字通り1台のカメラで360度撮影が可能なカメラで、前後に1枚ずつ、計2枚のレンズを搭載していて、その2枚のレンズの映像を合成することで360度撮影できる仕組みとなっています。
360度全ての方向を撮影しますので、撮影者や三脚が動画に映りこんでしまいます。
2台組み合わせることで360度撮影が可能な「半天球カメラ」
半天球カメラは、ほとんどの機種がレンズ1枚だけのカメラです。カメラの水平方向360度、地球儀の上半分が撮影できます。全天球撮影したい場合は、半天球カメラを2台組み合わせることで、360度の撮影が可能となります。
360度カメラの人気機種
全天球カメラ(1台で360度動画撮影可能)
手軽に360度動画を撮影・共有! RICOH デジタルカメラ「RICOH THETA SC」
RICOH 360度カメラ RICOH THETA SC (ブルー) 全天球カメラ 910743
- タイプ:360度全天球カメラ
- 防水性能:ー
- カラー:ベージュ・ホワイト・ブルー・ピンク
- 有効画素数:約1200万画素
- メモリ:約8GB
今最も人気の360度カメラはRICOHデジタルカメラ「RICOH THETA SC」です。
RICOH THETAシリーズの中でもお手ごろ価格なスタンダードモデルです。軽量なので手軽に持ち運べるのもいいですね。
360度動画撮影したい!でも予算が・・・というときに特におすすめのモデルです。予算を抑えても、高画質な360度動画の撮影が可能です。
また、アプリの完成度が抜群。動画撮影後、簡単にSNSへのアップロードができます。クラウドへのアップロードは、動画撮影後すぐにURLを発行、友人たちとその場で共有できます。
カメラとスマートフォンの接続設定が完了していれば、スマートフォン用アプリケーションを使用した撮影が簡単にできます。
360度動画にありがちなセルフィースティックを自動消去!「Insta360 ONE」
Insta360 ONE 360度カメラ 2400万画素 4Kビデオ iPhone 7/6シリーズ対応 CM409 【国内正規品】
- タイプ:360度全天球カメラ
- 防水性能:ー
- カラー:ブラック
- 有効画素数:約2400万画素
- メモリ:ー
Insta360シリーズの中でも、この「Insta360 ONE」は他のシリーズとは異なる特徴があります。
「パレットタイム撮影」という撮影者を、違う角度から撮影したような360度映像が撮れるのがウリです。パレットタイム撮影とは、カメラ本体にセルフィースティックなどを取り付けておき、カメラを回しながら360度動画撮影する仕組みです。
全天球カメラですと、動画内にセルフィースティックが映り込んでしまう場合がありますが、これを自動で消してくれる機能があります。
3月24日、360度カメラ「Insta360 ONE」のiOSアプリとカメラファームウェアがアップデートされ、これまでの「Insta360 ONE」の動画と比べてかなり揺れの少ない360度動画を撮影できるように改善されました。
本格的に360度動画撮影しよう!コダック 360°アクションカメラ「4KVR360」
コダック 360°アクションカメラ「4KVR360」 4KVR360
- タイプ:360度全天球カメラ
- 防水性能:防滴
- カラー:ホワイト
- 有効画素数:2068万画素
- メモリ:microSDカード
本体電源Offでも同梱されている小型リモコンで起動、撮影ができます。パソコン用ソフトウェアやスマートフォン用アプリケーションで、FacebookやYouTubeにアップロードできますが、アプリは多少不安定で使いにくい部分もあるようです。
小型の簡易三脚が付属しています。三脚をつけずに360度カメラ本体のみで使用すると、シャッターを押す手が映り込んでしまう場合があります。
防滴なので、少しくらいの雨の中での撮影も可能です。
間違いなし最高性能360度カメラ!「GoPro - Fusion」
GoPro - Fusion 360-Degree Digital Camera [並行輸入品]
- タイプ:360度全天球カメラ
- 防水性能:5m
- カラー:ブラック
- メモリ:midroSDカード
通常の360度カメラでは、複数枚をパノラマのように組み合わせるスティッチングという技法を使いますが、「GoPro Fusion」では必要とせず、自動スティッチ機能の性能がとても高いです。
ビデオ解像度が大幅に向上して最大5.2Kでの映像撮影が可能になっており、手ブレ補正はブレや揺れの軽減を実現しています。更に防水も5mまで対応していますので、水中での撮影も可能です。
「GoPro Fusion」にはオーバーキャプチャー機能がついていて、360度動画撮影した映像を後から編集で好きなアングルを選んで、1080pの解像度で書き出せるようになっています。
半天球カメラ
アウトドア派はこれで動画撮影!360fly 4K
360fly 4K VRアクションカメラ 4K対応 360°動画・静止画 64GB内蔵メモリー搭載 FL364KZ111
- タイプ:半天球カメラ
- 防水性能:10m
- カラー:ブラック
- メモリ:64GB
半天球カメラですので、下部120度は撮影できませんが、その分スティッチが必要ありません。
防水性能も10mありますので、シュノーケリングなどで本体をそのまま水中に持って入ることが可能です。
動画品質2,880×2,880(30fps)で、動画の撮影性能と大容量の内蔵メモリはランクがかなり高いです。本体だけでは電源オン・オフ、撮影しかできませんので、操作にはスマートフォンアプリが必須になります。
360度動画撮影ができるカメラおすすめのまとめ
360度カメラを選ぶポイントは、どのような使い方をするか?です。
動画撮影をメインに使いたい場合と、静止画撮影をメインにする場合では選ぶ機種は違ってきます。また、全天球カメラか、半天球カメラでも撮影できる内容が違ってきます。
お手軽価格な360度カメラは、防水性能がないものが多いですが、建物内や街中で使用する分にはそれほど気にしなくてもいいかもしれません。アウトドアメインで使用する場合は、やはり防水・防塵・耐衝撃性能は必要となるでしょう。
360度カメラは、まだまだ新しいジャンルですので、各メーカーの今後の展開が気になるところですが、現在でも360度動画を気軽に撮影できるような価格帯になってきていますので、思い出の1枚、1シーンに360度動画や写真を加えて見るのもいいですね。
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