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【AR】Augmented Reality(拡張現実)、だいぶ聞きなれてきた言葉ですね。
肉眼で見えないもの(そこにないもの)を、何かの媒体で見えるようにする技術です。スマートフォンを使ってCGキャラクターを現実の世界にいるように映し出したりするARが有名です。私たちスマートフォンユーザーなら気軽にARアプリを使ってAR体験できるので、どんどん浸透している技術ですね。
一方、顔や頭に装着してAR体験を行う「ARメガネ」というメガネ型のデバイスもあるんです。今回は、ARメガネがどういうものか、どんな分野で活躍しているのかを探ってみます。
ARメガネって一体なにもの?
VRデバイス、ヘッドマウントディスプレイは現実の世界をシャットアウトして、仮想空間へ入り込もむタイプのものですが、ARデバイスはどのようなものなのでしょうか?
ARデバイスの特徴は、シースルー型のディスプレイを通して見る現実世界に、物体や映像が立体的に浮かび上がるシステムになっています。
ARメガネのほかに、ARゴーグル、ARヘッドセット、スマートグラスとも呼ばれています。
コントローラーを使用しないものは、ハンズフリーで使うことができるので、手術などの医療現場、工場でのマニュアル確認など多くの分野での活躍が期待されています。
大手企業がARデバイスに本気
Google、Apple、Facebookなどの巨大企業がARのデバイスやプラットフォームを提供開始しています。
これら企業に共通している取り組みは、手持ちのスマートフォンを使ったAR機能を提供することから始まっています。
2013年、GoogleはARデバイス「Google Glass」を発表、2017年からは産業用に再度提供をスタートさせました。FacebookはOculusを開発、ARを「次のプラットフォーム」として、ARは最終的にはメガネ型のデバイスに至るというビジョンを持っています。Microsoftは、2016年に研究開発には5年以上をかけたHoloLensを発売しています。
大手企業参入で一気に盛り上げるAR
GoogleはOSベースでAR機能をサポートする「ARCore」を発表し、Androidスマートフォン向けに提供されます。Appleは、iOSでARを実現するフレームワーク「ARKit」を提供しています。
ARKitの発表後にARに取り組む企業が急増、ARクラウド技術を開発する企業も増えています。
ARデバイス ARメガネの種類
ARメガネはまだまだ高価なものですが、現在日本で購入することができるARデバイスを集めてみました。
Microsoft HoloLens
出典:www.amazon.co.jp
Microsoft HoloLens マイクロソフト ホロレンズ MR(Mixed Reality) Development Edition 【開発者向け 】Import
ARマーカーを使わずに壁をスクリーンにして使用することができます。テーブルの上に仮想物体を置く、ゲームのキャラクターが壁を動き回るなど、ユーザーの視点方向や手の動きを認識して仮想ホログラムを触って操作することができます。
HoloLensはPCとの接続や、スマートフォンを使用せずに単体で使用する特徴があります。外部のセンサーやケーブルなども不要で、ARでの新たな体験ができるデバイスです。
VUZIX スマートグラス
出典:www.amazon.co.jp
VUZIX スマートグラス M300 Smart Glasses
Android端末ですので、Android開発環境がある方のみに対応しています。産業向けに防水防塵などにも対応しており、様々な分野で利用しているユーザーの意見が反映されたARメガネです。
662gと超軽量、スマートグラスデザインの次世代版です。
EPSON MOVERIO スマートグラス
出典:www.amazon.co.jp
EPSON MOVERIO スマートグラス 有機ELパネル HD対応 商用向けモデル BT-350
超高精細マイクロディスプレイで大画面・高画質な映像を体験できるデバイスになっています。
「PORECT(ポレクト)」はMOVERIOを使って最大20台同時にARコンテンツを共有できる体験型配信サービスです。
PORECTは、Android搭載のタブレット1台を使ってスマートグラスにコンテンツを再生します。360度カメラ「RICOH THETA」で撮影したコンテンツをそのまま共有することが可能です。
演劇の公演などで、聴覚に障害がある方にもエンターテイメントが楽しめるなど、ARの可能性が感じられるサービスですね。
次世代デバイスARメガネまとめ
ARデバイスARメガネは、まだまだ一般に普及するには高価なものですね。
大手企業がARデバイスを発表、そのほかにもMeta、Magic Leap、ODGなど新興企業がARデバイスを開発しています。ARコンテンツを作る企業も世界中で増えていますので、ARメガネが私たちが手に取れる価格帯に引き下げられるのも、もうすぐかもしれません。
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